暗号通貨(=仮想通貨)とは
暗号通貨とは、インターネットを通じて不特定多数の間で物品やサービスの対価に使用でき、
中央銀行などの公的な発行主体や管理者が存在せずに、専門の取引所を介して円やドル・ユーロ・人民元などの通貨と交換できます。
現在(2018年4月)、暗号通貨の種類は1600種類もあるといわれています。
暗号通貨が必要な理由
私たちが普段使っている法定通貨(円、ドルなどの通貨)があるのに、なぜ暗号通貨が必要なのでしょうか?
「暗号通貨に必要性を感じない。」「難しそう」「なんだか危険そうだから持ちたくない」
もしかするとあなたは暗号通貨に対してこのような印象を持たれているのかもしれません。
でもこの暗号通貨がこれからの世の中を大きく変えるものになります。
だからこれだけ騒がれているのです。
しかし、日本に住んでいると暗号通貨の利便性や必要性は感じにくいのかもしれません。
世界中ではとても大騒ぎをしているのに、日本ではそこまで必要性を感じにくいという事なんです。
それにはちゃんとした理由があります。
日本人が暗号通貨に無関心な3つの理由
①銀行がどこにでもある
日本には銀行がとても普及しています。
日本人の約97%が口座を所有していると言われています。
人口の97%もの人々が個人の銀行口座を所有して、仮想通貨に必要性を感じていない国なんて世界に日本だけです。
送金をしようと思えば、家の近くに銀行があるので送金に困りません。
しかし、海外ではそこまで銀行が普及していないので、最寄りの銀行に行くまでに距離があります。
だからみんな銀行を使うことが少なく、そのような原因で口座を持っている人口も少なくなり、
仮想通貨の必要性が出てくるのです。
例えばある国では、個人の銀行口座を持つのは人口の30%程度と言われています。
そうするとどうなるかといえば、
「友達や家族に送金しようにも、相手が口座を持っていないためにお金を送れない!」
という事態が起きてしまいます。
②国内送金手数料が仮想通貨並みに安い
日本国内送金の手数料は数百円で済む。
振込手数料も数百円(金銭的負担が軽い)となれば、送金手段にそれほど困ることはありません。
仮想通貨の送金も数十円から数百円の手数料で済みますから、そこまで仮想通貨がお得とは思わないです。
もしかしたら、日本人の私たちは、数百円でも「高い!」と思うかもしれませんが、
世界に目を向けてみると、仮想通貨の必要性に納得されるかと思います。
例えばアメリカでは、振込手数料が2000~3000円というのがざらです。
送金するたびに数千円単位でお金が取られれば金銭的負担も大きくなります。
しかも振り込み手続きから完了まで3日から5日もかかったりします。
これでは気軽に送金なんてできません。
③日本人の精神性
日本人の精神性として、「よく分からないものは怪しい」と考えるものがあります。
たとえそれが世界的に広まっていて、利便性や信用性が認められているものでも、「よく分からない」と判断すれば怪しいと考えてしまいます。
なので、「新しい通貨の仮想通貨!」なんて言われても、
「仕組みが複雑でしかも国家が介在しない?きっと怪しい!」となってしまうのです。
確かに、その気持ちもわからないではないですが、
これはビジネスや投資のチャンスを掴む上で非常に損な考え方です。
怪しいと思ったなら、しっかりと自分で情報収集をして真偽を確かめるべきです。
それすらせずに、ただ自分の理解が追いつかないという理由で「怪しい」と思うのはちょっと違うのではないでしょうか?
仮想通貨より前にもあった前例
日本にインターネットが広まり出した頃も、怪しいのという人たちはたくさんいました。
それが今では、生活にもビジネスにもどこでも使われ、インターネットは絶対の存在になりました。
当時インターネットのことを怪しいと言っていた人たちも、
今では何食わぬ顔でネットで検索したりネットショッピングを楽しんでいます。
ちなみに、インターネットが普及し始めたころ、ネットが持つ無限の可能性に気づき、いち早く事業としてネット産業に参入した人たちはそれで莫大な富を得ました。
俗に言うIT長者と言われるITバブルに乗った人たちです。
彼らは他の人たちよりもちょっとだけ早く動き出しただけで、莫大な富を手にすることができたのです。
当時はネットの専門家なんて誰一人いませんでした。
なので、スタートラインは皆一緒でした。
そこで独学であってもネットのことを勉強して知識とスキルを身に付けた人は成功し、
怪しいと決めつけて何もしなかった人は、後悔し、
その差が、そのまま億万長者と一般人の差を生んだのです。
今の仮想通貨でも同じ現象が起きています。
仮想通貨と聞けば、ほとんどの人は「怪しい」と答えます。
でもここまで読んだあなたは既にお分かりの通り、これはとんでもないチャンスロスです。
仮想通貨の無限の可能性に気づきコツコツと勉強していくか、
よく分からないから怪しいと決めつけて何も行動を起こさないでいるか。
両者の数年後は、目も当てられないほどに残酷な格差となって現れていることでしょう。
いずれにしてもよく分からないから「怪しい」ではなく、
よく分からないからこそしっかりと勉強する姿勢が大事ということです。
仮想通貨の必要性まとめ
日本のように、
・国民のほぼ全員が銀行口座を持っている
・手数料も少なく金銭的負担は軽い
・振込完了も最短1日で済む
こういった状態が、世界では決して当たり前ではないということがわかったと思います。
世界の人々からすれば、銀行など仲介しないで、
短時間でかつ手数料も少なく送金できる手段の整備が本当に必要なのです。
そしてそのすべてが仮想通貨で解決できてしまうのです。
日本にいるとなかなか分からないことが多いですが、なぜ仮想通貨が話題になっているのかについて調べてみると、世界の社会問題も知ることができます。
これを機に仮想通貨に興味を持ってみてはいかがでしょうか。
こちらは、日本最大級の取引所ビットフライヤーです。仮想通貨を購入できます。
海外在住者のための仮想通貨取引所については、また次回の記事でお話しします。